アスペルガー症候群の人が仕事をする時のポイント
アスペルガー症候群の人は知能が高く学校の成績などいい人が多いです。そのため有名大学に入学し、大企業に就職する人も少なくはありません。
しかし、就職後は勉強以外にも必要なスキルが多数あります。コミュニケーションをとらなくてはならないことも増えます。社会生活技能が低いと会社にうまく溶け込めなかったり、仕事でトラブルになり落ち込んだりします。
それらの影響で離職してしまう人も中にはいます。全てのアスペルガー症候群の人がそうではありませんが、学生生活はうまく送れていたのに社会人になるとダメになるケースも少なくはありません。
では、そうならないためにはどうすれば良いでしょうか?
〇自身の強みと弱みを知る
仕事でトラブルになることや、しんどくならないようにするには、自分の得意分野と苦手分野を理解することが重要です。
例えば人と話すことやコミュニケーションが苦手だと思うなら接客や交渉などがメインの仕事は向きません。人よりも集中力が長く続く強みがあるならデータ打ち込み作業など単純反復作業が向いているかもしれません。
このように自身の強み、弱みを知りどのような仕事や作業が向いているのかを考えてみるのも良いかと思います。
また、同僚や上司に自身のことを理解してもらうと働きやすくなります。
アスペルガー症候群の人が向かない・苦手とする仕事
〇受付
〇電話オペレーター
〇ウェイター・ウェイトレス
など
〇社会人としてのマナーを身につける
コミュニケーションが苦手でもビジネスマナーがきちんと出来ていれば相手に与える印象は良くなります。また、身だしなみだけでなく挨拶や仕事を頼まれた際の受け答えの練習もしておくと良いかと思います。
挨拶や頼まれごとの練習にはSSTがおすすめです。SSTは実際の場面を想定して練習するので身につきやすいです。アスペルガー症候群をはじめとする発達障害の方と関わる人も、うまくSSTを使ってサポートされることをおすすめします。