アスペルガー症候群のこだわりの強さや興味の偏りは強みでもある!?
アスペルガー症候群の人は物事の手順や規則などに強いこだわりをもつことがあります。決まったスケジュールなどが急遽変更になったり中止になると戸惑ったり不安を感じることがあります。
予定が変わったりすれば臨機応変に対応すればよいのにアスペルガー症候群の人はそういったことが出来ないことが多いです。
また興味のあることに対しては高い集中力をみせるものの、興味のないことには極端にパフォーマンスが落ちることがあります。
アスペルガー症候群のこれらの特徴はマイナスの表現がされることが多いですが、実はこれらの症状は強みになることもあります。
興味のある分野に対しては他者よりも高い集中力や記憶力を発揮するため、根気や緻密さが必要な作業や仕事で活躍する可能性もあります。また、小さな子供の時から専門家レベルの知識を有する子もいます。
相対性理論などで有名な天才物理学者のアインシュタインもアスペルガー症候群だったのではないかと言われています。
このようにアスペルガー症候群の人は何か一つの分野に特化すれば信じられない力を発揮することもあるのです。
アスペルガー症候群だからできないといったネガティブな部分にだけ目を向けるのではなく、アスペルガー症候群だからこそ出来るポジティブな一面に目を向けるのも大切なのかもしれません。
また、アスペルガー症候群の方と関わる人は、出来ないことを注意するばかりでなく、できることをほめて伸ばすような関わりも非常に重要であると思います。